2017年06月09日

『苦しい。さすがに苦しい菅劇場』

『小池劇場(そういう言い方はバカにしているようで私自身は好みではないんですが…)』とマスコミが東京都政のドタバタを表現しているので、お借りして命題してみました(笑)
小池都知事は個人的にはすごく頑張っていると思います。問題は、それまでの都政運営が、金と権力と癒着にまみれていて、それを正そうとするから金権政治の恩恵を受けていた人たちから攻撃を受けているだけで。。。

脱線し過ぎない内に本題に(笑)
菅官房長官の一連の記者会見を見ていて、「こりゃダメだな…」と思いました。
きっとみなさんもそう思ったに違いありません。…よね?

前文部科学省前川事務次官が加計学園の獣医学部新設に関して、規制改革を求められたとの証言がテレビ・紙面を騒がせている。
安倍首相が以前役員を務めていた加計学園(奥さんは森友学園ね)の獣医学部新設の許可手続きを急げという「官邸の強い意向」が当時文科省事務次官を務めていた前川事務次官にかかったということを、本人が告発したのだ。。。

事務次官とは、省庁における国家公務員最高の地位であり、そのトップの証言ということもあり、安倍首相による加計学園獣医学部新設許可への特別な『忖度』があったのか、なかったのかが焦点となっている。

しかーし、その『忖度』の有無が一番の問題ではない!
一番の問題は、この証言の事実関係を内閣が「調査する意思すらない」ということである。菅官房長官が「前川さんが勝手に言っている」「そんなことにいちいち政府が答えることない」と悪い顔で発言している。

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これはひどいよ。さすがにひどい。これは絵に書いたような責任放棄でしょ。教科書に例題として載せましょうレベルです。事務次官(事務職の最高地位)の職についていた人が、当時、そういう圧力(安倍首相の強い意向がかかっている)があったと書類や関係者の名前を挙げて明言しているにも関わらず、その是非について、調査する責任がないというわけだから大大大問題だと私は思う。
こんなことが許されるなら、「じゃあ、不正なんて一生明るみに出ないよね(笑)だって、告発しても調べすらしないんでしょ〜ヾ(・∀・;)オイオイ」という話になる。

また、苦しい立場の菅官房長官は、それから、「なんでその場で反対しなかったのか」「堂々と言えば良かった」などと、当然のように言っている。

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「ん?んん?」
ちょっと考えて下さい?
上司のパワハラにモノを言えない人が世の中に何人いますか?
上司のセクハラを悔しい思いをしながら耐えている人が何人いますか?
会社の不正を公表して職を追われなかった人が何人いますか。

なぜ思ったことが言えないか、今の会社や地位を守りたいという保身からです。
これは恥ずかしいことでもなんでもなくて、自分の立場を守りたいという思いは誰にでもあるし、単純に「怖い」という思いも当然あるわけです。

不正があったら堂々と言えばいい?
そんな簡単に「職」を辞す覚悟で告発する勇気が、さもみんなにあるみたいな言い方をするあたりが、ヒジョーーーーーにズレているのかなと思う。。。

自〇党の国会議員はいいですよ。
失言して(問題は失言したことじゃなくて、そういう心持ちで役にあたっていたことなんですが…)も、役を辞すればいいだけだし、不倫しても国会議員は続けられるし。
そういう感覚だから、平気で世の中の常識に反することを言えちゃうわけです。。。今村画像.jpg中川辞任.jpg


彼は、自分の側近たちが自分に意見を言わないのを、「俺の言うことが全て正しいからだろう〜(●´ω`●)ゞてへぺろ」と思っているのかもしれません。幸せな生き方です。

これだけ傍若無人な態度をとっていても、国民が騒がない今の日本社会は少し怖い。
一昔前なら内閣総辞職してもおかしくない自体なのに、説明責任すら果たさない政府をなぜ国民は「許し」ているのだろうか。
もしかしたら、怒りを表に出さず、密かに選挙で鉄槌を…というおもいしろい展開を企んでいるなら私も一枚かみたいものですが…

これは、某政党に対する批判ではなく、道理を無視した政権運営に対しての私見です。
「それを選んだ日本国民」として世界からバカにされるのは私たち国民なのですから。
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2017年04月19日

「クラッシャー上司」知ってますか?

 西日本新聞の朝刊で、4月18日から面白い記事が載っています。
 タイトルは「クラッシャー上司」。
 
 この言葉を初めて私が聞いたのは、数年前の飲み会で、30代の組合員の方からでした。

 「組合でパワハラ上司ランキングを作って組合ニュースに載せてよ」とは、組合員さんからしばしば言われるのですが、まあなかなかそういう訳にも…。

 ただ、組合はいろいろな相談を受けますが、「パワハラ」と「残業代未払い」と「病気休職者が次々出て欠員が埋まらない」、別々の相談を違う時期に違う職場の方から受けたはずなのに、上司の名前を見ると同じ名前が…、なんてことがあります。

 この人はどんな職場で育ってきてそのようになったのだろう?それを醸成してきた職場の環境や空気、条件ってなんだろう?と考えてしまいます。

 「上」・「中」、と掲載されたので明日は「下」が載るのでしょう。楽しみです。
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2017年03月31日

船は漕がねば進まない…

船は同じベクトルに息を合わせて皆で漕いでこそ前に進みます…

自分だけ楽をしようとオールを手放したり…

反対の方向に漕いだり…

そうなるとなかなか船は進みません。。。

「安い賃金で、自分の仕事の質を考えることも、高めることもなく、人生の意味と楽しみを実感する余裕もなく働き尽くす」ことを望んでいる労働者はほとんどいないと思います。もしかすると一人もいないかもしれません。
誰しも、生活に困らず、自分が作ったモノ・した仕事が誰かに喜ばれ、休暇を家族や友人・恋人と楽しみ人生を謳歌したいと考えているのではないかと思います。

しかし、国民の大半を占める労働者が同じことを望みながら、その大半がそうではない労働条件・労働環境の中で生活しています。

それではなぜ、国民が主体的に議員を選び、首長を選ぶ議会制民主主義を取っている日本で労働条件・労働環境の実態が法整備も含め中々改善されないのでしょうか。選挙の公約や政策の真意が見えづらかったり、社長が利益を得る政策を推進する特定政党への投票を社員にさせたり(これが以外に多い…)、トリクルダウンを本気で信じていたり…と、挙げればキリがありませんが、大きな本質は「『同じことを望み』ながら『置かれている状況』が違うので『見ているゴール』が皆違うからだと考えられます。

「皆が望みを叶えられないならばせめて自分だけ」「現状に満足してはいないが周りはもっとひどいので良しとしよう」「自分だけがなぜ…周りも不遇であるべきだ」当然の欲求であり、決して醜いのぞみではないけれど、それで全体として労働条件・労働環境が引き下げられるもしくは改善が進まないのであれば、それは非常に残念なことです。

慶応大学経済学部教授の井出栄策氏は、「今だけ、自分だけ、金だけ」という金満社会から脱しなければいけないと述べられています。
庶民の暮らしがいっこうに豊かにならず、一部の豊かな層だけが更に富み、格差が広がっていくそんな社会から脱却するためには労働者が現在の社会システムを理解しなければいけません。
真に豊かな社会を実現するためには、「何が原因か」「何を求めるのか」「誰と共に歩むのか」を考え、「今だけ得をしよう」「自分だけ利益を得よう」「金のことだけを考えよう」という近視眼的な損益価値観から抜け出し、社会を豊かにすることを「賢く」追求していく必要があると考えます。
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2017年03月21日

おススメ図書 あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。

あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。
 日野瑛太郎著 東洋経済新報社 定価1,080円

「『やりがい』で働かせる会社ってブラックやもんね〜。」
 1〜2年前に職場の先輩から言われてハッとした言葉を、この本のタイトルを見てじわじわ思う。
 公務員ほど「人の役に立つ」とか、「やりがい」を強調される職業もないのではなかろうか…。
 この本は、タイトルは極端に聞こえるかもしれないが、「残業代は全部払ってもらう」「定時で帰る」という当たり前のことを言っているだけである。極端に聞こえるのであれば、日本にはびこっている「仕事至上主義」「やりがい・成長 至上主義」に知らず知らずのうちに染まっているということであろう。その事も本著によれば子供の頃からの社畜教育による洗脳の賜物だそうだが。
 学校の先生達自身、残業代が存在せず超長時間労働で労基法に守ってもらっていないのだから、職場体験などの一連の授業の中で、つい「やりがい」に話の結論を持って行きがちなのは仕方がないとも思う(事実私も中学校時代、担任教師から職場体験に向けての授業中にそう締めくくられた記憶がある)。
 ましてや労基法を生徒に教えよ、など酷であろう。
 教師だけではない、一部の公務員だとか看護師だとかいわゆる「聖職」と言われる人々の働き方にこそメスを入れた方が良い。

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おススメ図書 あなたの職場は「心が折れる職場」?

心が折れる職場 (日経プレミアシリーズ) 新書
見波 利幸 (著) ¥918円

 タイトルが気になって手に取ったが、共感できる内容で、スラスラ読めてしまった。

 入り口としては良い本だと思う。

 心当たりのある人はぜひ手に取っていただきたい。

 とりあえず私も、雑談と涙活しようっと。
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オススメ図書 いじめのある世界に生きる君たちへ

いじめのある世界に生きる君たちへ
 ーいじめられっ子だった精神科医の贈る言葉
  中井久夫著、中央公論新社、定価1200円+税

 友人に勧められてこの本を手に取った。
 著名な精神科医が自らの体験も引き合いに出しながら、いじめがいかに巧妙な人間破壊行為であるか分析し、小学生にも分かるように書かれている。
 具体的な子どもの頃のエピソードが出て来る訳ではないし、感情的に切々と訴える訳でもない。ただハッとさせられる。自分自身の思い出や体験を引き出しながら。
 「人間破壊」
 深く記憶に刻みつけたい言葉だ。
 最近は組合へのパワハラ相談も多い。
 「孤立化」「無力化」「透明化」の三段階のいじめの進行を本著は分析していたが、パワハラも「関係の阻害」という孤立化によく似た手法がある。相手の支配下に置かれ、自分が悪いとすら思っている人もいる。大人社会がこうなのだから、縮図のように子どもの世界で同じことが起きるのは当然である。
 著者は本著の中でいじめを戦争やナチスの強制収容所に例えていたが(なにせ戦中世代の人だ)、私は自然と沖縄のことを思い出した。あるいはヘイトスピーチ。あるいは原発や原爆被害者。
 以下、名護市長の稲嶺進さんの言葉を引用する。
「国民は法の下に平等であるはずなのに、国全体の安全保障のために我慢しろと言われ、特別な地域に生まれたのだから特別な苦労をするのは仕方がないと言われ、沖縄県民は深く傷つき失望してきました。皆の荷物を背負う友に「大変だね。気持ちは分かるよ」と声をかけるだけで友は救われるでしょうか。真の優しさとは共に荷物を背負うことではないでしょうか。私たち沖縄県民が望んでいるのは至極単純なことで、皆様と同じように普通のまちで普通に暮らしたい、ただそれだけなのです」
 自分がいじめられないためにいじめる側に回る者、「傍観」という形でいじめを肯定する者、あるいは他の人と協力し手を差し伸べる者…。
 一人一人が社会の一員として身の回りで起きるいじめにどう行動するかが突きつけられている。
 この本を読むのと読まないとでは、いじめへの対応が変わると思う。
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2016年12月27日

新年の準備

 毎年コレが納品されると、もうすぐお正月だな〜と思います。

 賃金アンケート。正式名称:福岡市職労賃金生活改善要求アンケート。

 お年玉くじ付きのコレ、枚数の間違いがあってはいけないし、封筒に封入しないといけないので、仕分けに時間がかかるかかる…。ニュースの比じゃないです。肩の凝り具合もハンパなし。
 みんな回答してくれるかな〜と思いながら、今日作業が終わりましたので台車がずっしり重そうです。あとは1月4日に降ろすだけ。

 みなさん、提出する時は左上のお年玉くじを切り取って保管するのを忘れないようにしてください。

 回収したアンケートは、こちらで右上の番号(くじと同じ)をカットし、その中から抽選をします。なのでアンケートを出した人の中からしか当選しない仕組みです。

 抽選会はいつも2月上旬開催の中央委員会で行います。

 とはいえ、せっかく当たっても賞品を取りに来ない人が毎年いるんですよね〜と思っていたら!今日!夕方に電話がかかってきました!「一年前のなんですけど…」と!
 年末大掃除で出てきたんですかね?
 
 なんにせよ、ちょっと早いお年玉となりそうです。

 みなさん、よいお年をお迎えください。

 アンケート写真.jpg

 
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2016年12月08日

電通、プリントパックも候補に 2016年ブラック企業大賞

連合通信・隔日版2016年12月3日(土)No.9144より

 ブラック企業大賞2016のノミネート企業10社が12月1日に発表されたと連合通信で報じられた。インターネットで22日17:00まで投票を受け付け、23日の授賞式で結果を発表するそうだ。さっそくブラック企業大賞実行委員会のホームページにアクセスし10社それぞれの選定理由を読んだが、まあすごいこと。私の知人も以前日本郵便に勤めていたが、パワハラや暴力が絶えなかったと聞かされたことがある。今回は流通関係の企業が多い気がしたが、まさかの宗教法人まで…。電通に限らず有名企業が多く、氷山の一角だろうなと思うとともに、労働者が追い込まれた状況に思いを馳せずにいられない。
 また、ちょいちょい出て来るのが、2015年に厚労省が決定した、違法な長時間労働を行わせる企業の企業名公表と、これまた厚労省が2015年に設置した「過重労働撲滅特別対策班」(通称 かとく)だ。この間、ブラック企業が大きな社会問題となり国会でも追及(2015年3月)された結果だ。そのためかノミネート数も昨年より増加している。こうしたブラック企業大賞のような取り組み、長時間労働を強いられた人たちや遺族の訴え(この人たちの勇気には本当に敬意を表したい)、そしてそれを支援してきた労働組合等の活動が世の中を少しずつでも前進させているのだなあと思うと、いかに無力感に陥ろうとも歩みを止めるわけにはいかない訳である。やれやれ…がんばろっと。
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2016年12月07日

全員正規雇用化で業績向上〜建設会社社長の英断を全国保険医新聞が紹介

連合通信・隔日版2016年11月29日(火)No.9143より
 
 連合通信で興味深い記事が掲載されていた。
 岐阜県でクリニックを開業している竹田さんが最近、患者である建設会社社長から「すべての従業員を正規雇用にし、賃金を上げた」という話を聞いたというのだ。
 従業員30人程度のゼネコンの下請会社で、利益が滴り落ちるどころか吸い上げられる状況にあえぐ中、経営コンサルタントや会計士からは「利益を上げるために非正規雇用を推進するように」とアドバイスされ、社長はそのとおり実行してきたという。
 夜も昼もなく働くうち、その社長はついに脳梗塞を発症。幸い一命は取り留めたものの半身まひが残った。社長は自分に莫大な医療費がかかったことで、非正規社員が同じ病気になった場合に医療費が大きな負担になることに気が付いたという。
 そして全従業員の正規化に踏み切った今、業績は少しずつ向上しているとのこと。従業員たちのモチベーションも上がり、「仕事に対する意識が変わり、やる気に満ち溢れている」と社長は語っているそうだ。
 このエピソードは全国保険医団体連合会の「全国保険医新聞」で紹介されているとのこと。
 労働者を非正規化すればコストが下がるから会社の経営状態は良くなると思われがちだが、逆に社員のモチベーションと会社の業績が落ちるのであれば本末転倒だ。
 このような挑戦に踏み切る経営者がもっともっと増えれば、日本の未来も明るいだろうが…。
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2016年11月11日

3割超「自社はブラック」連合総研調査で若手男性

以下、連合通信隔日版2016年11月1日(火)No.9134より
 連合総研が半年ごとに行なっている勤労者へのアンケート調査で、20〜30代の男性の3割超が自分の勤め先を「ブラック企業」だと思っていることが10月28日分かった。長時間労働、低賃金、上司による労働時間などの管理が不十分と感じている人ほど、「そう思う」割合が高い。
 調査は10月首都圏、関西圏在住で、民間企業に勤務する20〜64歳の男女2千人にインターネットを通じて聞いた。
 ブラック企業を「違法または悪質な労働条件で働かせ、違法な長時間労働、残業代未払い、パワーハラスメント、極端に離職率が高いなどの特徴がある企業」と定義。そのうえで、自社が該当すると思うかを聞いた。
 全体では4人に1人にあたる、24.6%が「そう思う」と回答。同様の設問を行った2013年10月調査(17.2%)よりも増えている。男性は30代が33%と最多で、20代の32%、40代の24%が続く。女性は20代の25%を筆頭に、以下30、40代が20%台。非正社員よりも正社員の方が「そう思う」割合が高い。
 特に、残業時間が長いほど、「ブラック企業」と思う割合は上昇している。月60時間以上では51%と、過半数が「そう思う」と答えた。年収が600万円未満では「そう思う」割合が高く、600万円以上になると「思わない」割合が高い。
 上司による管理が不十分と感じているかどうかでも差が生じた。「(上司が)実際の労働時間を把握しているとは思わない」と答えた人(正社員)のうち、ブラック企業だと「思う」と答えた割合は37%で、「思わない」は25%、「労働時間が過重にならないように業務量を調整しているとは思わない」という人では、「思う」62%、「思わない」41%となっている。
posted by 書記局 at 13:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 話題