2017年09月06日

No pain, No gain!

 生涯初の災害ボランティア活動は、朝倉市。
 9時半に現地に到着。全く被害のない場所と、建物が埋まっている場所、田畑が土砂で茶色になり、真っ茶色の水が流れる川の風景が急に現れ、息をのむ。

 ボランティアセンターに到着。全国からやってきている社協のスタッフの対応がすばらしい。センターに向かう途中の酒屋さんの店頭に、「ボランティアの皆さんに感謝します」の黒板文字。高等学校門前の「暑い中、ボランティア活動ありがとうございます」の急造看板に胸が熱くなる。

 雨水側溝の土砂出しを任され、15 人で作業。 剣スコップを踏み、土砂を崩し平スコップで地上に出す、てみ(うつわ)で土砂を運ぶ、てみから一輪車に土砂をうつす、一輪車を移動して土砂置き場に。 チームワークの良さに感動。ワタシも15分作業、5分休憩のタイムキーパー役をかって出た。役割分担、適材適所、声かけ、声出し、全ての参加者が力を合わせれば、効率のよい作業ができると実感。

 作業終了後バスの中から、山がところどころ、爪でひっかいたように土砂がむき出しになっているのが見て取れる。被害にあったこの地域はやはり「土砂災害警戒区域」、「土砂災害特別警戒区域」。今まで経験したことのなかった集中豪雨ではあったのだろうが、やはり起こるべくして起こった災害であり、広島土石流災害の地域といっしょである。
 参加した方(おそらく福岡市民)が、「市会議員に『現地に足を運んで欲しい』と言ったが、『忙しい』や『よその地域のこと』と返答された」とのこと。もちろんそんな人ばかりでなく、実際に泥出し作業に従事した議員も知っている。だが、そういう議員がいるのも事実だろう。
 「国は、利益を生む新幹線のような公共工事はどんどんやるが、利益を生まない護岸工事などは、後回しになりがちだ」と以前聞いた。しかし、後回しにした結果、自然災害での経済損失は計り知れない。「危険地域に多数の家が乱立する日本で、命と生活、生業を守る政治が求められている」と実感した。
 ボランティア活動は、少しの助けしかできないかもしれないが、考えなければならないことを、色々提起してくれた。

 また、今後も目えない終点にむかって(しかしゴールはある)日々、通常業務をこなす社協、及び応援の皆さんには、本当に感謝しきり。

 飲料水も昼食も自己責任の世界と割り切り、2Lの水筒を持って行ったが、全部なくなることはなかった。
 作業場所にミネラルウォーターを持って来てくれたボランティアスタッフがいたからだ。数十本のペットボトルを大型のポリ袋に入れて引きずるように持って来てくれた。(これぞ本当の「御馳走」である)
 身体に気をつけて、休みもとって頑張っていただきたいものだ。事実、数分前まで作業場所のマッチングをしていた女性が、「大阪まで」帰って行った光景を目にした。

 この地区が普通の暮らしを取り戻すのはいつのことだろう。

 私たちの行動は小さいものだが、それでも現地の皆さんは本当に私たちの活動が来るのを望まれていた。作業終了後、現地スタッフは、何度も「ありがとう」と言いながら、私たちを見送ってくれた。
 正直、朝は半分仕事気分の初ボランティアだった。(現地の人すみません)しかし、帰るときにはいろいろな方々の思いを身にまとうことができた。まさに「No pain, No gain(苦痛がなければ得られない)」の体験である。

追記:被災地から車で 10 分あまりのところに、原鶴温泉がある。この温泉は極上の泉質「美肌の湯」で有名なトロトロしたお湯。作業後私たちは、近所のお風呂を使わせていただき、全員ほっこり。(原鶴温泉旅館協同組合のご厚意で、避難者だけでなく、ボランティアにも夕方 6時以降は無料の入浴券をいただくことができる)。これを見ても、この地域がボランティアを待ち望んでいることがわかる。
posted by 書記局 at 14:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年09月05日

朝倉市ボランティア

皆さん、お久しぶりです…
投稿がなかなか滞っています…スミマセンm(_ _;)m

先週、組合員と一緒に二日間、朝倉のボランティアに行ってきました!
写真も一緒に掲載したいところなのですが、作業風景の写真撮影は禁止と
なっておりますので、今回は活字のみでご容赦下さい・・・。

これまでも多くの方が業務支援やボランティアに従事されていると思います。
本当にお疲れ様です。

被災地は未だに土砂が民家や建物の周り、屋内に堆積しているという状況です。
これまでも多くの方がボランティアに入っているというのにそれでも日常の生活が
取り戻せていない状況の方がまだまだ多くいらっしゃるという現実を見てきました。

メディアで見るのと実際に見るのとでは入ってくる情報の厚みが全く違います。
メディアを通しての情報はどうしても他人事・別の世界のものとなりがちですが、
被災地に実際に入れば、そこで生活していた人たちの想いに触れずにはいられません。

私たちは主に土砂のかき出し作業を行いました。
20人くらいで一軒を担当しましたが、丸一日かけても一軒分のかき出しも終わりません。
どれだけボランティアを必要としているかがわかるかと思います。
家の周りだけではなく、床下、倉庫といたるところに土砂は流れ込んできていました。
土砂のかき出しの中では、私たちにはゴミに見えても、その家の人にとっては大切なもの
も沢山出てきます。「被災者の思いに沿って作業を行う」というボランティアセンターの
スタッフの言葉の重みを感じました。

最後に、「これは無理だろう…」と諦めかけていた、倉庫を突き破って流れてきた大木を、
みんなで協力して泥をこさぎ落とし、小枝を切り落とし、絡みついた鶴を切り、幹をのこぎりで
切断してやっと回収できた時の感動はひとしおでした。

いつ自分たちが被災者になるかわかりません。
「昨日まではまさか自分がこんなことになるなんて…」というのが自然災害です。
「何かひとつでも自分にできることがあれば」その想いが一日も早い被災地の復興へと
つながります。

これからもボランティアに従事される皆さんにおかれましては、くれぐれもお体に気をつけて
作業を行って下さい。
そしてまだまだ被災地ではボランティアを必要としています。
協力できる方は是非ボランティアセンターに連絡することから始めてはいかがですか。
posted by 書記局 at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記